フィラリアになる前に予防方法を知っておこう!

動物病院

犬の身体の内部に生息する寄生虫の中でも犬にとって、しばしば生命の危険になるのがフィラリア症です。
犬を最終宿主にすることが多いわけですが、猫などの哺乳類のペットであれば感染する可能性があります。
ペット以外に稀に人間にも感染することがありますが、かつてはフィラリアは犬の主要な死因の一つでした。
現在ではかつて程の脅威ではなくなりつつありますが、そのような変化が見られるのは飼育環境が激変したことが関係しています。
以前は番犬として飼育されることが主流だったので屋外飼育が主流でした。

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫感染症なので、蚊に刺されるのが当然の屋外飼育では感染のリスクは非常に高いものだったわけです。
ところが現在では犬を家族や仲間のとして認識される飼い主の皆さんが増えたので、屋内飼育が主流になっています。
屋内飼育では蚊に刺されるリスクが相対的に低くなったので、フィラリアに感染するペットも減少しているわけです。

ところで日本国内ではこの寄生虫を媒介する蚊は16種類も存在することが知られています。
たとえ機密性が高くマンションなどの集合住宅でお住まいの場合でも、エレベーター内部では屋外から侵入してきた蚊が飛翔している可能性があるわけです。
当然のことながら散歩途中は草むらなどが散歩道になっていることが多いので、蚊に刺される可能性は十分にあります。
従って屋外で飼育する場合はもちろん、屋内で飼育するときにもフィラリア感染の可能性は常に念頭に置く必要があります。

フィラリアには治療薬が開発されているので、早期発見できれば十分治癒することが可能です。
しかし病状が進行してフィラリアも繁殖してしまうと、寄生虫の死骸が大血管を閉塞させて突然死するリスクが高くなります。
しかも相当進行しないと咳や息切れなどの症状が現れないので、予防することが非常に重要になってきます。
とは言っても予防する方法は簡単で、蚊の活動が活発になる季節の4-11月ぐらいのシーズンに毎月1回ずつ治療薬を投与するだけです。
入手法も簡単で通販を利用すれば廉価で入手することが可能になっています。

ただしの治療薬を蚊の活動が活発になる季節に毎月投与するのは、体内に侵入したフィラリアの幼生を殺虫するためです。
ワクチンのように長期間有効な抗体をつけるものではないので、毎年予防薬を投与することが必要になります。
ただ通販で予防薬を購入するにしても、犬の健康の安全のために毎年予防薬を投与する前にはフィラリア発症の有無を検査で確認しておくことが重要です。