愛犬に耳かきしてあげていますか?

綿棒

犬の耳は種類によって違いがあり、ペットの中でも非常にバラエティに富んでいます。
その姿の違いも魅力の一つなので耳の形にこだわりをもっている飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
ビーグルのように垂れ下がった長い耳の種類から、柴犬のように小さく外気にも触れやすい種類もあります。
いずれにせよ人間とは耳の構造が異なっているので、飼い主さんにとっては耳かきなどで掃除するのは案外簡単ではないものです。
それでは耳かきをしないで放置するとどのような心配があるのでしょうか。

極端なことを言うと健康な身体のコンディションを維持している限り、耳かきをしなくても特に問題がないことも珍しくありません。
しかし垂れ耳で内部に水分が篭りやすい犬種やバリア機能が弱い個体、子犬の頃に耳に炎症を起こした経験があるなどが当てはまる時は耳かきなどのケアが必要になります。
個人差があるものの、こういった特徴を持っている個体の場合、耳の内部で水分や耳垢が大量に存在することで細菌やカビなどが繁殖しやすくなっています。
そのため増殖した細菌やカビなどが原因で耳の炎症を発症するリスクが高くなります。

最初は外耳炎が発症しますが、炎症が内部に進展していくと中耳炎を発症する可能性もあります。
中耳炎になると耳の内部が非常に痒くなり、後ろ足でかいたり頭を激しく振るなどの影響で耳の内部で出血し、耳血腫が発生することがあります。
耳血腫を併発すると手術で耳の内部に溜まった血液や体液を切開して除去することが必要になることが珍しくありません。

細菌やカビによる炎症や、耳血腫を併発して手術を余儀なくされる事態を防止するためには、定期的な耳かきが必要なのは明らかです。
それではどれほどの頻度で耳かきをすれば良いのでしょうか。
耳の形はペットの犬種などにより大きくなり、耳垢などがどの程度たまるのかは個人差があることから確定的な数字で表現するのは難しいのが原状です。
そのため耳かきの頻度は目安程度で表すほかありませんが、おおむね月に1-2回程度と考えられています。

かかりつけの獣医師の先生に頻度を指示されているときはそれに従うように心がけて下さい。
あまりに頻度をあげて掃除すると逆に炎症を発生させるリスクもあるので、ペットの耳の内部の状況を確認して最適のタイミングをはかることが必要です。
耳のチェックはこまめにしながらも、耳かきは適度に行うのがお勧めの対策と言えます。